入院のご案内
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「せん妄」のときは、患者さんにこのような変化があります(すべての方に見られるわけではありません)<せん妄の治療>○負担となっているからだの問題を取りのぞく○脳の機能の乱れを改善するおくすりをつかう○患者さんが安心できるような環境をととのえる意識がくもる・ぼんやりしている ・集中しづらい(テレビや新聞などをみられない)幻覚が見える・「天井がゆがんで見える」 ・「誰かが部屋の外に立っている」落ちつきがない・何度もベッドから起き上がる ・繰り返しどこかへ行こうとする ・転んでしまう時間や場所の感覚が鈍くなる・今日が何月何日かわかりにくくなる ・病院か自宅にいるかわかりにくくなる睡眠のリズムがくずれる・寝る時間と起きる時間が不規則になる ・昼間眠って、夜に眠れない話すことのつじつまが合わない・過去のことを今のことのように話す ・現実とは違うことを話す荒っぽくなったり時には怒りっぽくなるからだについている治療のための管を「知らずに」抜いてしまう夜になると症状が激しくなるご家族へのお願い 患者さんがせん妄の時には、意識が混乱し、今どこにいるのか分からなかったり、何をしているのか分からなかったりします。そのため、患者さんご本人も不安になられていることが多く、ご家族がそばにおられるだけで患者さんは安心されます。ふだんに近い環境で安心していただくためにご協力をお願いいたします。○つじつまの合わないお話があっても、無理に正す必要はありません 間違いを正すことで患者さんを否定し、傷つけてしまうことがあります   例)「夜中に廊下に知らない人が立っていた」     →「夜中にそんなことがあったの?それは怖かったね」○いつも通り、落ちついた言葉かけをお願いします○分からないことや、お困りのことがございましたら、ご遠慮なく看護師や担当医、薬剤師へご相談ください10

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