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歯科口腔外科部長
明見 能成

当科は総合病院の歯科口腔外科として、顔面外傷・口腔癌・顎嚢胞などの口腔外科疾患の治療から、保存・補綴などの一般歯科治療まで広範囲な顎顔面疾患に対応して、外来患者だけでなく入院患者さんも診ております。さらに近年は、医科診療科と密接に連携して、有病者の歯科治療と口腔ケアも積極的に行っております。
このような歯科治療システムで、1年目に、まず患者さんに接する基本的態度及び検査法と所見の取り方を習得していただき、指導医の助手をしながら歯科診療の臨床技術を学んでいただきます。また、1年目の最終月あたりで1ヶ月間、当院麻酔科での全身麻酔管理の研修を受けていただくことが可能です。さらに、希望されれば、2年目の後期研修へと進み、外来での一般歯科治療と小手術に加え、手術室での手術に関して一層の経験を積んでいただくことが可能です。また、入院患者さんを担当していただくこともあります。
経験豊富な指導医4名とそれを支えてくれるスタッフのもとでの充実した2年間の研修を通して、外来から入院までの臨床知識と技術を習得していただければと思います。

先輩研修医より

平成30年度歯科研修医 N先生

私が当院歯科口腔外科を研修先として選んだ理由は、病院見学で当院を訪問した際に、研修医の先生方が積極的に、そして楽しそうに働いている姿を見て、自分もこうなりたいと思ったからです。研修が始まった当初は、わからないことばかりで不安に感じることもありましたが、指導医の先生方に一から丁寧に教えていただき、日々成長を感じながら過ごすことができました。
当科での臨床研修は二年間通しての口腔外科での研修となるため、癌や嚢胞、外傷など様々な症例を数多く経験することができます。また、病棟管理として入院から退院まで一連の流れを指導医と相談しつつ経験することができます。
口腔外科だけではなく、一般歯科のスキルも習得できます。診療後に指導医に見てもらいながら模型でトレーニングを行ってたり、担当患者を持たせてもらい、技師作成や根幹治療、う蝕治療などを行ったりします。

平成31年度歯科研修医 M先生

当院歯科口腔外科の研修プログラムは2年間(2年目は後期研修医として在籍可能)のため、数多くの症例を経験できます。全身疾患も持った患者さんが多く、全身的な管理や、歯科治療を行うに当たって注意点等を学ぶことができるため、とても良いと思います。麻酔科研修では、挿管など、普段できない貴重な体験もできます。
最初は覚えることがたくさんあり大変なこともありますが、徐々に治療を任されるようになり、外科処置もできるようになり、とてもやりがいを感じます。最終的には埋状智歯抜歯がスムーズにできるようにることを目標に頑張っています。
医科の同期も多く、みんな仲が良いため、とても楽しい生活を送れます。

令和3年度歯科研修医 T先生

私が当院歯科口腔外科で研修をさせていただいて良かった点についてですが、総合病院であるので基礎疾患を持つ患者さんの治療を多数経験できることが最大の魅力だと考えます。高齢化が進む中、全身疾患を持つ患者さんは増加する一方です。歯科の知識だけでなく、全身的な医学・薬学知識も学ぶことができたのは今後の歯科医師人生において強みになると思います。また、口腔外科であるため、抜歯や外傷といった外科処置はもちろん、癌や顎骨壊死など全身麻酔下での手術に携わることができ非常に勉強になりました。一般歯科治療も担当患者さんを持たせていただき、補綴・保存分野の技術・知識を習得することができました。
 最初は不慣れなことばかりで大変でしたが、日々の業務に慣れ、患者さんを診察することにも慣れると楽しく刺激的な日々を送ることができました。

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